ルブリについて
先行モルタルに替わる生コンクリート圧送用先行剤 ルブリ。
①産業廃棄物処理されている生コンスラッジから再資源化された商品
②ブーム・大型ポンプ車専用
③廃棄量は、80%以上削減可能
④圧送開始時間の短縮
⑤保管・持ち運びが容易のためモルタル運搬ミキサー車が不要
⑥CO2排出を抑制できるエコ商品
更に従来製品より改良を重ねセルロースナノファイバー(CNF)を加え更に強度を増した先行剤へと生まれ変わりました。
特許第6437679号登録

従来製品からの改良点について
従来製品であるモレステでは、体積比1%のモレステが生コンクリートに混入するだけで、コンクリートの最大の売りである圧縮強度が、50%以上低下するといった問題がありました。この主たる原因は、モレステに使用している合成炭酸カルシウムのうち、大量の脂肪酸で表面改質をした物が入っている事が原因でありました。これらの合成炭酸カルシウムは、従来タイヤなどに使用されていたため、ゴムとの親和性を高めるため脂肪酸による表面改質が行われています。また従来のモレステに使用していた生コンスラッジ微粉末(タケサイト)は、当社特許技術4501098号にて生産される2種類のタケサイトの中、平均粒子径が10μm以上25μm以下程度のTAKEciteを使用していましたが、より平均粒子径が小さいTAKEcite-S(平均粒子径5μm以下)で主たる組成が、CaCO3とMg6Al2(OH)16CO3・4H2Oの粉体を使用する事により、圧送性を確保しつつ、圧縮強度の向上に寄与します。また、新たにCNF(セルロースナノファイバー)を添加する事により、CNFの特徴的なチキソ性と、三次元マトリックス効果により、圧送速度に順応した潤滑層の形成を実現すると共に溶液中での微粒子の沈降と分離を低減します。従来製品とは似て非なるものといえるでしょう。
生コンスラッジを主原料とする先行剤において、生コンスラッジを多孔質状で粉末度の高い粉体かつシャープな粒度分布を持った炭酸カルシウム微粉末に加工する技術が極めて重要であり、当社の特許技術がそれらを実現させています。
過去にNEDOにて採択された補助事業においてコア技術であった事実からしても確かな風砕技術と言えます。
ルブリは生コンにどれだけ混ざると圧縮強度の低下が起こるのか?
ルブリは、水で希釈するとゆう特徴が故に、ある一定量が生コンに混ざると圧縮強度の低下が発生します。
そのため、どの程度生コンに混入すると危険領域であるかを明確にするため、第三者機関であるJQAにて、
ルブリの生コンに対する混入量を複数のパターンで、生コンに添加し圧縮強度試験を行いました。その結果、生コンに対してルブリが、体積比で2%混入すると圧縮強度の低下が見られると断定いたしました。
よって、ご利用後のルブリは原則廃棄して頂きます様お客様にはお願い申し上げます。